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和華蘭便り
2013年
2013年08月30日
お盆の伝統行事「精霊流し」

毎年8月15日お盆に行われる長崎の伝統行事、「精霊流し」のご紹介です。



精霊流しは、盆前に死去した人の遺族が故人の霊を弔うために、手作りの船を造ってその船を曳きながら歩き、極楽浄土へ送り出すという長崎の伝統行事です。

この船を曳いて歩く際、遺族の方々が沢山の爆竹を鳴らしながら流し場といわれる終着点まで歩いていきます。
この大きな音がこの日は夜遅くまで鳴り響きとても賑やかになります。


【長崎駅前】









各家で造られる船は大小様々で、材料は主に竹、板、ワラなど。
長く突き出した船首(みよし)には家紋や家名、町名が大きく記されます。

船の飾り付けには故人の趣味などを反映させたり、町内合同でもやい船を出したりと趣き多様です。

毎年8月15日はこの光景を目にします。
その数日前は遺族の方々が故人のお墓で花火をしたり、お盆の時期は花火、爆竹をよく見かけます。


今年もお盆の日、この精霊流しを見るため夕方からでかけたのですが、すでに大通りは交通規制が行われていて、その通りを沢山の船が大量の爆竹音とともに練り歩いていました。
「チャンコンチャンコン」という鐘の音と、「ドーイドーイ」の掛け声、隣にいるひとの話している言葉も聞き取りにくいほどの爆竹の音。。。
派手なお盆の1日です。

最初は歩道橋の上から遠目に見ていたのですが、もっと近くで見たいなと思ってそばに。。。すると

爆竹の箱ごと火をつけて、ポーイと投げられ。。。
それはもうすごい音と爆発、そしてその爆竹の破片が飛んできて足にあたり・・・とても痛かったです・・・。

気をとりなおして。。。


メインストリートの県庁坂へ向かいました。


【県庁坂】





















色んな船が次から次に流れていきます。
時には花火も出てきたりしてとても賑やかです。














10時過ぎ頃途中で帰りましたが船の行列はまだまだ続くようでした。



精霊流しをご覧になられる際には爆竹の音と破片にご注意ください。。。


ここまでご覧になってくださりありがとうございました!



記事 画像    株式会社長崎日酒販 中田